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【FGO】源頼光の元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「源頼光」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

源頼光

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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Fate派生作品のネタバレを含みます
本記事ではFGO以外で源頼光が登場した、Fate派生作品にも触れています。「Fateシリーズでの設定」の項目では作品の一部ネタバレを扱っているため、閲覧する際はご注意ください。

源頼光の元ネタ

源頼光のプロフィール

出典 史実、「御伽草子」「今昔物語」他
地域 日本
時代 10世紀〜11世紀頃
誕生日 948年
没年 1021年7月19日(享年74歳)

出典の詳細

出典は「今昔物語集」などの説話

源頼光は平安時代中期の武士であり、史実では武士や役人として名を遺している。

一般的に有名な妖怪退治や鬼退治の逸話は、源頼光の死後に作られた「今昔物語集」や「御伽草子」に妖怪退治の英雄として記されている。

源頼光の史実・伝承

源頼光の出自

源頼光は948年に源氏の長男として父・源満仲、母・源俊娘の間に生まれる。出生地や若年時の経歴は不明。

史実での活躍

源頼光は20歳前後で父・満仲と同じ、摂関政治を行う藤原兼家に臣従し、官職を得る。その後40歳前後で藤原対立していた藤原頼忠を掌握するため、備前守にあたる。その後1006年には四位に昇格し、宮中の財産を管理する立場に就く。

1018年には渡辺綱、卜部季武、碓井貞光、下毛野公時の頼光四天王を率いて摂津大江山の夷賊討伐を行う。

大江山の鬼退治

伝承では渡辺綱、卜部季武、碓井貞光、坂田金時(下毛野公時がモデルの人物)の頼光四天王を率いた源頼光が大江山の鬼を退治したとされている。

995年、大江山に住む鬼・酒呑童子によって神隠しが起きる。源頼光及び頼光四天王は、酒呑童子を討伐をするべく大江山に向かう。

鬼の居城に着いた頼光一行は山伏を装い、一夜の宿を取らせてもらう。そこで頼光は鬼にとって毒である「神変奇特酒」を振る舞い、眠らせる。頼光一行は酒呑童子の寝床を襲い、首をはねた。

手に入れた首は京に持ち帰ると、宇治の平等院に収められたとされている。

「御丑御前」との関係

御丑御前は史実上における、頼光の弟である。しかし、古浄瑠璃「丑御前の御本地」と呼ばれる書簡では、頼光の母・源俊娘と北野天神との間に生まれた落とし子とされている。

丑の年丑の日丑の刻に生まれた御丑御前は、牛の顔と蜘蛛の体を持ち「牛鬼」と呼ばれた。出生時には既に歯が揃い、髪は伸びた鬼神のような出で立ちであったとされる。

15歳になる頃には背が高く、強大な力を持ち、韋駄天の如き脚力を持った化物となった。頼光は7万の兵を率いてこれを討伐しようとする。追い詰められた御丑御前は、入間川に分け入り、軍勢に水を吹きかけて溺れさせると、水中に潜り、消滅したとされる。

宝具の元ネタ

牛王招雷・天網恢々

宝具名 牛王招雷・天網恢々
『ごおうしょうらい・てんもうかいかい』
ランク B++ 種別 対軍宝具
レンジ 1〜100 最大捕捉 200人

宝具説明

真名開放すると、かつて頼光が率いた頼光四天王の武具を持つ自身の分身を4人呼び出し、順番に敵を蹂躙する。

最後に自らの「童子切安綱」から雷撃を放ち、トドメを指す。

宝具名の由来

「牛王招雷」は頼光の、魔性としての源である牛天魔王より。牛天魔王の神使・牛鬼を召喚し、敵陣一掃する。

「天網恢々」とは老子の教えの一句、「天網恢々疎にして漏らさず(悪事には必ず天罰が下される)」より。

平安に害をなす鬼や妖怪を、幾度となく滅ぼしてきた頼光の姿を反映している。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

史実では男性

Fateにおける源頼光は女性だが、史実では男性である。また本人が自らを「らいこう」と呼んでいるが、史実では「よりみつ」「らいこう」どちらも呼ばれていたため、相違点という訳では無い。

御丑御前との関係性

御丑御前は史実では頼光の弟、伝承では鬼子とされているが、Fateでの御丑御前は、頼光と同一人物であったとされている。天神の子として生を受けた御丑御前は、寺で育てられた。しかし、御丑御前の持つ力を惜しんだ父・満仲は自分の家に連れ戻すと、新しく生まれた息子「源頼光」として育てるのであった。

そのため、頼光の深層に異形・御丑御前としての側面を封じているというのがFate世界の源頼光である。源頼光がバーサーカークラスとして召喚された原因として御丑御前の狂気が関係していると思われる。

サムライレムナントではライダーで登場

ライダー

©コーエーテクモゲームス

『Fate/Samurai Remnant(サムライレムナント)』ではライダークラスで登場している。公式の紹介では鎧を被り正体は不明であったが、ティザーPV内で騎乗する馬が、FGOにおけるランサー霊基で騎乗する京極と酷似していたため、発売前から予想はされていた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 源頼光との関係
坂田金時
坂田金時
頼光四天王の1人
自分の子供のような存在として愛情を注いでいる。
酒呑童子
酒呑童子
生前に討伐した鬼
FGOでも対立しており、仲が悪い。
酒呑童子
牛若丸
頼光の遠い子孫
尊敬の眼差しを向けられている。

参考文献
・FGOマテリアルⅣ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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