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【FGO】ベオウルフの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ベオウルフ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ベオウルフ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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ベオウルフの元ネタ

ベオウルフのプロフィール

出典 ベオウルフ
地域 北欧
時代 8世紀
誕生日 不明

出典の詳細

出典は叙事詩「ベオウルフ」

ベオウルフの出典は、英文学最古の伝承の1つである叙事詩「ベオウルフ」。

古英語文献の中で最長の文献で、デンマークを舞台に主人公のベオウルフが巨人やドラゴンを退治する英雄譚になっている。

ベオウルフの史実・伝承

「ベオウルフ」のあらすじ

叙事詩「ベオウルフ」は、二部構成になっている。若い頃の主人公ベオウルフを描いた第一部と、老年のベオウルフが最期を迎えるまでを描いた第二部に分かれる。

「ベオウルフ」の第一部

デネ(デンマーク)の王・フロースガールは、宮殿を建てた記念に祝宴を連日開いていた。宴の騒ぎを聞いた巨人グレンデルは怒り、宴が終えた深夜に襲撃して王の家臣たちを虐殺した。

スウェーデンの南部に住んでいた勇士ベオウルフはグレンデルの噂を聞きつけ、従士とともにフロースガール王を訪ねる。ベオウルフは宮殿の警護をし、やって来たグレンデルと一騎打ちをする。

グレンデルは腕をもぎ取られ逃亡し、ベオウルフが勝利した。しかし翌晩にグレンデルの母親が復讐のために宮殿を襲撃し、王の家臣が再び殺されてしまう。

フロースガール王はベオウルフに巨人討伐を頼み、ベオウルフは巨人の住処である沼地を襲撃。巨人たちを無事に倒し、その後ベオウルフは王になった。

「ベオウルフ」の第二部

老人になったベオウルフは、王として平和な治世を敷いていた。しかしある時、民がドラゴンの財宝を奪ってしまい、怒ったドラゴンに襲われてしまう。

ベオウルフは部下とともにドラゴンの住処へ向かい、死闘を繰り広げる。そして、ベオウルフは瀕死の重傷を負ってしまい、ドラゴンと相討ちになった。

残された部下は王の願いを叶えるために大きな塚を築き、手に入れた財宝は全てベオウルフとともに葬った。

宝具の元ネタ

グレンデル・バスター

宝具名 源流闘争
『グレンデル・バスター』
ランク A+ 種別 対人宝具
レンジ 1 最大捕捉 1人

宝具説明

赤原猟犬と鉄槌蛇潰を破壊することによって使用解禁される特殊宝具。グレンデルを仕留めた概念が宝具になったもの。

生前の凄まじい膂力を一時的に蘇らせ、投げたり蹴ったり殴ったりして真正面から叩き潰す。なお、この攻撃は原始から変わらぬ根源的な武器(手足)のため、「一度使用すれば見切られる」という特質の宝具やスキルを無効化する。

宝具名の由来

物語の第一部に登場する巨人「グレンデル」を討伐した逸話が由来。

フルンディング

宝具名 赤原猟犬
『フルンディング』
ランク A 種別 対人宝具
レンジ 1 最大捕捉 1人

宝具説明

血の臭いを嗅ぎ付け、ただ振り回すだけで最適格な斬撃を打ち込んでくれる魔剣。一撃食らわせる度に、刀身に血液が流れ込み、赤色に輝き出す。

対軍系のビームのような派手さはないが、バーサーカーとしての膂力も相まってとにかく強引に勝負を決めることができる魔剣。

宝具名の由来

ベオウルフが物語で使用した剣「フルンディング」そのもの。グレンデルの母親を討伐する際に、王の家臣から貸し与えられてとされている。

原典では「時代のついた宝物の中の一品」などと評されているが、グレンデルの母親にはまるで役に立たず、この剣を投げ捨てて別の剣で討伐している。

ネイリング

宝具名 鉄鎚蛇潰
『ネイリング』
ランク B 種別 対人宝具
レンジ 1 最大捕捉 1人

宝具説明

赤原猟犬より短めの剣。剣というよりは鋼鉄でできた棍棒に近い基本的に叩き潰すことを目的とした剣であり、切れ味は無いに等しい。

なお、ある程度以上の回数使用で破壊される恐れがある。ただし、破壊された瞬間は大ダメージを与えることができる。

宝具名の由来

ベオウルフが物語で使用した剣「ネイリング」そのもの。「ネァイリング」「ナイリング」とも。

ドラゴンの討伐以前から既に持っており、竜との対決で折れてしまった。入手した経緯は不明で、ダイフレヴンという戦士から奪った、王の遺品の剣をもらったなど諸説ある。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

マテリアルの修正

ベオウルフは絆5で開放されるマテリアルが修正されている。修正前だとベオウルフの名前の由来は、バーサーカーの由来でもあるベルセルクだと記述されていた。

修正後ではベオウルフの名前の由来がビーウルフになっており、狂戦士としての説明も一部改変されている。

修正前
サーヴァントクラスの一つである
バーサーカーの語源は北欧神話のベルセルクであるが、
ベオウルフの名もまたベルセルクが由来であると伝えられている。
だが、老いてなおも理性を保ったままドラゴンスレイヤーを成し遂げた彼に、
狂気はその片鱗すら浮かんでこない。
修正後
一説によればベオウルフの名はビーウルフ……
蜂を捕る狼、即ち熊を由来としており、同じく熊を由来とする北欧のベルセルクとも関連があると一部文献で伝えられている。
熊のような猛獣の皮を被ることによってベルセルクは狂戦士として猛り狂い、ベオウルフは熊の名を冠してグレンデルの腕を素手で引き千切るという偉業を為した。
そして老いてなお、彼は賢き王として理性を保ったまま竜殺しを成し遂げることになる。
若かりし狂乱と老いた智賢がせめぎ合う理性あるバーサーカー、それがベオウルフである。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ベオウルフとの関係
水着マルタ
水着マルタ
2017年の水着イベントにてステゴロで対決した相手。
李書文
李書文
1部5章にてステゴロで対決した相手。
エミヤ
エミヤ
「赤原猟犬(フルンディング)」を投影し、弓で射出して使用したことがある。

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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