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【FGO】ダビデの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ダビデ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ダビデ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

1部のネタバレを含みます
メインストーリーのネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。
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ダビデの元ネタ

ダビデのプロフィール

出典 旧約聖書
地域 イスラエル
時代 紀元前10世紀
誕生年月日 紀元前1040年
没年 紀元前961年

出典の詳細

旧約聖書の登場人物

ダビデは旧約聖書に登場する古代イスラエルの王。旧約聖書の「サムエル記」および「列王記」に登場し、150編の詩で構成された「詩篇」の作者の1人とされている。

旧約聖書はキリスト教以外にもユダヤ教の聖典でもあり、イスラム教では一部が啓典とされている。ダビデはイスラム教において預言者の1人としても位置付けられている。

ダビデの史実・伝承

ダビデの出自

ダビデはベツヘルムに住むエッサイの八男として生まれる。美しい少年に育ち羊飼いをしていた頃、イスラエルの初代王サウルは神の命令に背いて神から見放されていた。

そこで神は新たな王を見出し、預言者サムエルをベツヘルムに住むエッサイの元に向かわせる。サムエルはダビデが神に選ばれた者として、頭に油を注いだ。その日からダビデはサウル王の元で竪琴を弾くために召し出された。

ゴリアテとの戦い

サウル王とイスラエル人たちはペリシテ人たちと戦っていた。しかしペリシテ最強の戦士である巨人ゴリアテは、自身との一騎討ちで勝敗を決めようと挑発し、イスラエル人を恐れさせた。

ある日、従軍する兄達に食料を届けたダビデは、ゴリアテが神を侮辱し挑発を繰り返す姿に怒り、一騎討ちの名乗りを上げる。ダビデは羊飼いの杖と石投げだけを持ってゴリアテと対峙した。

ダビデはゴリアテの額に石を投じると、ゴリアテはうつ伏せに倒れた。ダビデはゴリアテが持つ剣を引き抜き、首を落とした。これによりペリシテ人たちは総崩れし、イスラエル人の勝利に繋がった。

サウルとの対立

ゴリアテとの戦い後、ダビデは出陣する度に勝利を収めたため、人気を博す。しかしサウル王はダビデを妬み始め、殺害を企てる。

ダビデはサウルによって何度も戦場に送られたがことごとく勝利し、その後もサウルに命を狙われるも全て回避した。ダビデはサウルから殺意があることを知りつつ、同じ神に見初められた者という理由でサウルを害そうとしなかった。

やがて神から見放されたサウルは、戦場でペリシテの軍勢に敗れる。サウルの息子達は戦死し、追い詰められたサウルも自ら剣の上に身を投げて死んだ。

イスラエルの王へ

ダビデはサウルの死後、神の託宣を受けて30歳の時にユダの王となる。ユダの一族を率いたダビデは、サウルの息子が率いるイスラエル軍と戦い勝利。ダビデは全イスラエルの王になり、ペリシテ人を退けてエルサレムを都にした。

ダビデはエルサレムを都にする際、契約の箱をイスラエルからエルサレムに運んでいる。その後も多くの戦いで多くの配下を収めた。

不倫と罰

ある日、ダビデは家臣ウリヤの妻であるバト・シェバが水浴びをしているところを見て、彼女を誘って関係を結ぶ。バト・シェバは妊娠し、ダビデは不貞がバレないようウリヤを戦場の最前線に送り戦死させてしまう。

これに怒った預言者ナタンは、ダビデの行いを例え話として本人に語ると「そんなことをした男は死罪だ」とダビデは言った。ナタンはダビデのことだと明かして責めると、ダビデは罪を悔いた。

さらに神は罰として、バト・シェバが産んだ子供の命を奪った。ダビデはこれを罰として受け入れ、未亡人になったバト・シェバを妻に迎えた。その後、ダビデとバト・シェバとの間にできた2人目の子供がソロモンに当たる。

王位継承とダビデの最期

その後もダビデは多くの妻を持った結果、家庭内で争いが生じる。特にダビデが寵愛した息子のアブサロムは反乱を起こし、ダビデはエルサレムを追われてしまう。

アブサロムはダビデの家臣によって殺害され、ダビデは意に反した息子の死に嘆き悲しんだ。さらにダビデの息子アドニヤが勝手に王を名乗るなど、王位継承の問題も起きていた。

そこでバト・シェバはダビデにソロモンを次の王にさせることを誓わせる。ダビデはソロモンにイスラエル王を継がせ、この世を去った。

宝具の元ネタ

ハメシュ・ アヴァニム

宝具名 五つの石
『ハメシュ・ アヴァニム』
ランク C 種別 対人宝具
レンジ 1〜99 最大捕捉 1人

宝具説明

巨人ゴリアテを打ち倒した投石器。五つの石はダビデの寛容をあらわし、あえて外すことで警告を発するが、五射目は急所に必中する。

サーヴァントならば一時的に意識を喪失し、軽微ながらも戦況的に深刻なダメージを負う。その後、相手の主武装はダビデのものとなる or 使用不能になる。

カウントダウンの掛け声はヘブライ語の「ヘー(5)」「ダレット(4)」「ギメル(3)」「ベート(2)」「アレフ(1)」。明白な脅威に対してはカウント1から。この武器自体は単なる石が変容したものなので、無制限に補充が可能。

宝具名の由来

「ハメシュ・ アヴァニム」はヘブライ語で「五つの石」を意味する。

サクリファイス

宝具名 燔祭の火焔
サクリファイス
ランク A 種別 対軍宝具
レンジ 1〜99 最大捕捉 600人

宝具説明

各々の面前に、香炉のまぼろしがあらわれ、薫香が炊かれ、紫の煙がとりまく。

じきにシナイ山を思わせる雷雲と霧が立ちこめ、天より遣わされた業火が、神の意に沿わぬ者を一滴の血も残すことなく焼き尽くす。炎は全体として祭壇を形成する。

宝具名の由来

「サクリファイス」は英語で生贄を意味する。

アーク

宝具名 契約の箱
アーク
ランク EX 種別 契約宝具
レンジ 1〜99 最大捕捉 900人

宝具説明

モーセが遺した石板が収められた木箱。触れた者の魔力を問答無用で奪い、消滅へと導く。

宝具名の由来

旧約聖書に登場する「契約の箱」そのもの。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

Fate/Apocryphaの没サーヴァント

ダビデは元々Fate/Apocryphaの企画段階で誕生したサーヴァント。Fate/Apocryphaは当初ゲームとして開発されていたが中止し、小説版が執筆された。

ダビデはゲーム版の企画から誕生していたが、小説では没に。理由として、先にアーチャー枠のアタランテとケイローンの活躍が決まっていたこと、世界的に有名な王としてヴラド三世と立場が被ることを避けるためとされている。

ちなみに、FGOでのApocryphaコラボイベントでは高難易度クエストで「無彩色のアーチャー」として登場している。

ソロモンとの関係

FGO第1部ではラスボスであるソロモンの父親という立場になっている。なお、1部3章で登場したダビデは、ソロモンの情報を求められるも子育てに興味がなかったためよく知らないと答えている。

それでも黒幕がソロモンを騙る偽物であることや、ロマニ・アーキマンの正体を気づいている素振りも見せていた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ダビデとの関係
ロマニ・アーキマン
ロマニ
自身の息子であるソロモン王本人。彼の正体について察している様子を見せていた。
ミドキャス
ミドキャス
息子の恋人なので、「お義父さんと呼んでも構わない」と宣っている。
玄奘三蔵
玄奘三蔵
イベントにて、猪八戒役として共演した。

参考文献
・FGOマテリアルⅡ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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